新築マンションを購入するまでにたくさん調べたこと書いているブログです。これまでの3つの記事では旧日本三大財閥について調べてきました!そして今回着目するのは、旧日本四大財閥でも他時に入ってくる『安田財閥』に関連するマンションについてです。『安田財閥』と言えば、東京建物のブリリア(Brillia)シリーズが有名ですね!では日本三大財閥の『三菱財閥』、『三井財閥』、『住友財閥』のマンションと比較して『安田財閥』のマンションはどう違うのかご覧ください!
新築マンションを購入するなら旧安田財閥の技術力を知っておこう
まず、旧安田財閥に関連する不動産会社は以下の2つあります。
- 安田財閥の創設者(安田善次郎)が設立した『東京建物』
安田善次郎さんと言えば、住宅ローンの基礎を作った人として有名ですね。東京建物の設立当時は割賦販売方式と呼ばれていましたが、いわゆる住宅ローンです。東京建物が作った施設で有名なものは錦糸町にある『olinas オリナス』などでしょうか。 - 旧安田財閥が設立した『安田不動産』
安田不動産と言えば、誰もが知るとある施設を作りました。東大安田講堂です。他にも日比谷公会堂やワテラスなどいくつか有名な施設を作っています。
東京建物の技術力について
東京建物株式会社には保有している特許はありません。
ただし、実用新案といういわゆる軽発明については2件あります。
- 吊戸棚(実登3210617):洗濯機用防水バンの上に設置する吊戸棚に関する軽発明です。吊戸棚に、前後に伸縮するレールを設置することで、吊戸棚のハンガーに引っ掛けた洗濯物が洗濯機に接触するのを防ぎ、乾きやすくするというものです。
- 住宅に関する軽発明(実登3140203):核家族のコミュニケーションを増やす、キッチン作業の疎外感を減少させる、子供部屋・パソコン作業部屋を目が届くところに置くという観点から住宅の間取りを考えたものです。
この2件しかありませんので、住宅に関する研究開発自体は東京建物株式会社では行っていないということでしょう。東京建物は新技術の研究開発には力を入れていないのかもしれませんね。
安田不動産の技術力について
安田不動産に関しては特許はおろか、実用新案もありません。
旧安田財閥の不動産企業はこのような感じで良いのでしょうか・・・若干疑問を感じてしまいます。この点が旧日本三大財閥(『三菱』、『三井』、『住友』)との違いなのかもしれません。
この違いが旧安田財閥と旧日本三大財閥の間の大きな隔たりとなっているのかもしれません(どちらが良い・悪いといっているのではありませんが、個人的には技術開発がどんどん行われている企業ほど勢いがあるように思います)
安田財閥のマンションを購入したい?新築マンション、中古マンションの資産価値は高いのでしょうか。
東京建物のマンションのポイント
技術力の点からはあまり印象の良くなかった安田財閥でしたが、実は私は東京建物のマンションは結構好きです。
東京建物の『Brillia』シリーズのモデルルーム見学(都内某所)に2か所行ったことがあるのですが、マンションは高級感が溢れていて好きでした。旧日本三大財閥とは差が無いように思いました。実際に同じエリアの同程度の物件を比較しても、東京建物『Brillia(ブリリア)』と三菱等の『パークハウス』や『パークホームズ』の価格は同じ水準です(価格自体は立地にもよりますが、新築3LDK(東京都心)で7,000~10,000万円が多いです)。希望のエリアにどちらのマンションもある場合にどちらの物件を選ぶかは好みの問題しかないでしょうね。
『Brillia』には3つのコンセプトがあります。
シンプルかつ知性と感性に響く「Smart(知的な)」。
あたたかく、心地よさに包まれる「Comfortable(心地よさ)」。
こういったコンセプトに基づき『時を経てさらに愛される住空間』を目指し、徹底した品質管理が行われています。この品質管理は、東京建物がマンション事業の各分野で『ISO9001』という住宅品質に関する国際規格を満たしていることにも表れています。
『Brillia』のZEH-M(ゼッチ・マンション)とは?
建物の断熱性能を大幅に向上させ、全住戸で一定の基準(ZEH基準)を満たし、かつ、高効率な設備機器の導入を組み合わせることにより、年間のエネルギー消費量を基準値より大幅に削減したマンションです。
ちょっとわかりにくいので調べました↓↓
まず、ZEH(ゼッチ)とはネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略です。
住宅の断熱性・省エネ性能を上げることに加え、太陽光発電などによってエネルギーを創り、年間の「1次エネルギー消費量」をプラスマイナスでおおむねゼロ以下にしようというもの。
引用:suumoジャーナル
http://suumo.jp/journal/2018/09/26/159122/
『一次エネルギー消費量』に換算されるのは『冷暖房』『換気』『給湯』『照明』ですが、これらを自らの産生する電力(太陽光発電など)で補おうというものです。これは一般の戸建て住宅の指標です。
マンションについて考える場合には、トータルの『エネルギー消費量』がべらぼうにおおきいものですから、そのマンション内で産生する電気で補いきれるわけはありません。
そこで、ZEH-M(ゼッチ・マンション)という指標が出てきます。
そのマンションが何階建てかによって、具体的な目標値が変わりますが、6階建て以上のマンションであれば、20%以上のエネルギー消費量削減ができればよいものです。
こういった取り組みに積極的に取り組んでいる東京建物は、環境に配慮した街づくりを行っていると考えてよいでしょう(まだZEH-M計画を導入したマンションは少なそうですが・・・)。
今後の新築マンションは、ZEH-M基準を満たす物件が増えていきそうですね。このようなマンションを購入することで、マンションの不動産価値の暴落を防ぐことができるかもしれません。
グッドデザイン賞受賞!!
東京建物のマンションもいくつかグッドデザイン賞を受賞しています。
2017年度
- BAYZ TOWER&GAEDEN(東京都江東区)
マンションに関しては2017年度は1件だけだったようです。それ以前にもちょくちょく受賞しています。
安田不動産について
『レフィール』というマンションブランドがあります。
安田不動産が他社と共同で建てたマンションについては高級感が漂っています。
しかし、あくまでも個人的な感想ですが、安田不動産が単独で建てたマンション『レフィール』シリーズについては個性を感じられずこれといった特徴を感じませんでした・・・(WEB上の写真写りの問題かもしれません。)
ということで、安田不動産についてはこのくらいにしておきます。
新築マンション購入ブログまとめ~安田財閥編~
色々と書きましたが『東京建物株式会社』のマンションは高級感が漂っていて素晴らしい!!
これぞ安田財閥の系譜を継ぐマンションであるとの印象です。『東京建物』のマンションであれば新築でなくても価値が下がりにくいだろうという率直な感想です。特にBrillia(ブリリア)シリーズは秀逸です。旧三大財閥ではありませんが、旧三大財閥の三井、三菱、住友に引けを取らないマンションでしょう。
一方で、『安田不動産』に関してはあまり高級感は感じられませんでした。一個人が感じるということは、そう感じる人も少なくはないのではないかと思われます。とすれば・・・もしかしたら価値が下がりやすいのかもしれませんね。
↓三菱地所についてのブログ記事
↓三井不動産についてのブログ記事
↓住友不動産についてのブログ記事
新築マンションを購入するにあたって、今回のブログ記事では旧日本四大財閥の『安田財閥』にスポットを当てました。率直な感想ですが、やはり『東京建物』の創設者『安田善次郎』さんはすごい方なんだろうなと思いました。
新築マンションを購入するなら『Brillia』は間違いなく選択肢に入るでしょうね。『Brillia』の個々の新築マンションを、旧日本三大財閥(三菱、三井、住友)の新築マンションとよく比べてみてくださいね。
次回のブログ記事では、旧日本十大財閥の新築マンションにスポットを当てたいと思います!!
コメント